橋口貞史先生の米寿をお祝いする会
去る8月12日(土)に本校で、尚学館中学校・高等部の元教頭であり、国語の教師でもあった橋口貞史先生の米寿をお祝いする会が尚学館三期生とそのご家族により盛大に行われました。在学中に生徒会長であった佐藤顕君が発起人となり、宮崎県在住の佐藤さとみ(旧姓後藤)さんがその意思を受けて実行委員会会長を務め、副会長の渡部俊哉君と佐々木有子さんのサポートもあり、企画してから僅か3か月で実現にこぎ着けました。
会には県内外から三期生とそのご家族が総勢39名出席し、またオンラインで8名の参加がありました。中にはイギリスからの参加者もありました。
第一部は橋口先生による「文学作品をよむ 〜ことばの美しさと深さ〜」というテーマでの記念講義が行われました。約一時間におよぶ講義でしたが、橋口節は健在で、笑いあり涙ありの素晴らしい時間を参加者全員で共有することができました。第二部は三期生の近況報告で、参加した三期生全員が今、どこで、何をしているのかについてそれぞれ語ってくれました。卒業して約25年という歳月が流れていますが、各々が国内外で社会の一員として立派に活躍していることを知り、嬉しい気持ちになるとともにとても誇らしい気持ちになりました。第二部の最後の方で、急逝された渡邉正太郎君のご両親からのご挨拶があり、正太郎君の在りし日の姿を偲ぶとともに、ご冥福をお祈りしました。参加者各々がこの機に新たな決意をしたのではないかと思います。
楽しい時間はあっという間に過ぎるもので、名残を惜しみながら記念品贈呈、記念撮影へと進み、盛会のうちにこの会は終了しました。
この会の開催は学校として初めての試みでした。尚学館中学校・高等部は開校から33年目を迎え、これまでに1303名の卒業生を輩出しており、各々が実社会で活躍し、また大学等で学んでおります。私は今回の試みにおいて改めて卒業生の母校愛を感じました。そしてこの尚学館中学校・高等部が良い学校であり続ける必要性を強く感じました。今後も在校生、教職員一同力を合わせて励んでいく所存ですので、どうか卒業生及びそのご家族の皆様、これからも温かいご支援をくださいますようお願い申し上げます。そして、尚学館中学校・高等部はいつでも皆様方のお越しをお待ちしております。
尚学館中学校・高等部
副校長 佐々木 博之